シェアハウスによくあるルール例を場所やパターン別紹介!トラブル発生時の正しい対処法
コラム
シェアハウスにはルールがあるということをご存じでしょうか?
実は、円満な共同生活の実現を目指し、多くのハウス運営者が暮らしのルールを定めています。これからシェアハウス暮らしを検討している人にとっては、どんなルールがあるのか気になりますよね。
本記事では、シェアハウスでよく見られるルール例を紹介します。後半では、ルール違反の罰則やトラブル時の対処法なども解説しているので、ぜひ最後までご一読くださいね。
シェアハウスにルールが必要な理由
シェアハウスにルールが必要な理由は、住人全員の快適な暮らしを確保するためです。
シェアハウスには、年齢、性別、国籍、職業などが様々な人が集まります。
各々が自由に暮らしていては、価値観の違いからトラブルが絶えないでしょう。
そこで必要となるのが、暮らしのルールです。
規則を意識して生活することで、住人間の大きなトラブルを未然に回避できます。
「ルール」というとなんとなく面倒くさそうに聞こえるかもしれませんが、ルールがあるからこそ穏やかな生活を実現できるのです。
ただし、ハウスルールは運営会社によって異なります。
ルールが多いところ、違反に対する対応が厳しいところ、最低限のルールしかなく比較的自由なところなど様々です。
ハウスによって個性が出るポイントなので、シェアハウス選びの重要なチェックポイントにもなるでしょう。
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【ポイント別】基本的なシェアハウスのルール例
暮らしのルールとは一体どういったものなのか、気になっている人もいることでしょう。
そこでここからは、シェアハウスのルール例を紹介します。
ルールはシェアハウスごとに異なるので、これから紹介するルールが全物件にあてはまるわけではありません。
一例として、参考までに留めてくださいね。
リビングのよくあるシェアハウスルール
- 24時を過ぎたら静かに過ごす
- テレビの音量に気をつける
- 貴重品は持ち込まない
- エアコンとテレビのつけっぱなしは厳禁
- リビングでは寝ない
リビングは、あらゆる目的で人が集まる場所です。
テレビを見てのんびり過ごしたい人もいれば、住人とおしゃべりを楽しみたい人もいます。だからこそ、周りに配慮したルールが必要です。
個室のように自分中心の過ごし方をすると、住人の反感を買う恐れがあります。
ルールをもとに、リビングに集まる全員が快適に過ごせるよう意識しましょう。
また、エアコンやテレビといったリビングの設備は、光熱費を上げる原因となるため、無駄遣いを防ぐためのルールを設けているハウスも多いです。
キッチンのよくあるシェアハウスルール
- 個人の食品には名前を書く
- ハウスの食器や家電を私物化しない
- 洗い物を放置しない
- 使った後は必ず掃除をする
- 炊いたご飯を炊飯器に放置しない
複数人が同じ冷蔵庫を使っていると、中身についてどれが誰のものか分からなくなります。
気づいたら自分のものがなくなっているといったトラブルを防ぐために、食品に自分の名前を書くことを決まりにしているハウスが多いですよ。
また、キッチンは食品を扱う以上、清潔感の維持が重要です。
シンクに洗い物をためておいたり、残飯を放置したりといった行為を厳しく禁じているところが多い傾向にあります。
洗濯のよくあるシェアハウスルール
- 〇時~〇時は洗濯機・乾燥機の使用禁止
- 洗剤は自分のものを使用する
- 洗ったもの、乾いたものを放置しない
洗濯機や乾燥機の音は、騒音トラブルの原因のひとつです。
睡眠の邪魔になりかねないので、深夜から早朝にかけての使用を禁止しているところもありますよ。
また、洗濯や乾燥は作業が完了するまでには時間がかかります。
終わったことに気づかず衣類を放置していると、他の人が使えなくて迷惑なので、素早く取り出すことをルールにしている場合もあります。
お風呂・洗面台のよくあるシェアハウスルール
- 入浴時間は〇分
- お風呂は予約ボードの順番で入る
- お風呂と洗面台を使った後は簡単に掃除する
- 入浴時に使った私物(シャンプーやリンスなど)を放置しない
- ドライヤーの持ち運びは禁止
お風呂や洗面台といった水回りは、衛生面でのルールが多いです。
前に使った人の髪の毛が落ちていたり、シャンプーを洗い流した後で床がぬめぬめしていたりするのは嫌ですよね。
気持ちよくお風呂や洗面台を使うためにも、使用後の掃除はマストです。
また、バスグッズやスキンケアグッズは個人で持ち込むことがほとんどなので、私物の管理にも注意する必要があります。
トイレのよくあるシェアハウスルール
- トイレットペーパーを持ち出さない
- 衛生用品は専用のごみ箱に捨てる
- きちんと流れているかを確認してから出る
トイレットペーパーは共益費から購入している備品です。
個人のものではないので、勝手に持ち出したり目的以外の用途に使ったりしないよう禁じているハウスがあります。
また、女性が住んでいるシェアハウスの場合は、衛生用品に関してルールを設けているハウスもあることでしょう。
トイレは汚れやすい場所なので、住人全員が気持ちよく使えるように配慮したいですね。
玄関のよくあるシェアハウスルール
- 玄関に置く靴は1人〇足まで
- 傘は放置せず傘立てにしまう
- 外出時は必ず施錠する
- 靴は下駄箱にしまう
- 宅配便は玄関で受け取り家には上げない
玄関は、気を抜くとあっという間に散らかってしまいます。
特に、人数が多いシェアハウスは、靴や傘で大変なことに…。
きれいを保つために、置いてもいい靴の数や傘の保管場所などについての決まりを作っているハウスが多いです。
また、セキュリティの観点から施錠に関してもルールがあります。
一人暮らしや実家暮らしだと鍵をかけないまま出かける人もいるかもしれませんが、シェアハウスでは施錠が必要です。
万が一強盗に入られたら他の住人にも迷惑がかかるので、近くのコンビニに行くだけだとしても施錠しましょう。
個室のよくあるシェアハウスルール
- 話し声や物音に気をつける
- 深夜にテレビを見たり音楽を聴いたりする際はイヤホン必須
- ごみをためない
- エアコンや電気を使わないときは必ず切る
個室は、シェアハウス住人にとってプライベートを確保できる大切な空間です。
他人が干渉しないので自由に過ごせそうですが、個室にもきちんとルールがあります。
代表的なものが騒音関係です。個室とはいえ、防音機能が高いところばかりではありません。
話し声やテレビの音が隣の部屋に聞こえることがあるので、音量を抑えたり時間制限をつけたりして対応しているシェアハウスが多いです。
また、個室は気が緩むことからテレビのつけっぱなしやごみの捨て忘れなどのリスクも上がります。
そのため、個室の管理をルールに組み込んでいるところもありますよ。
人のよくあるシェアハウスルール
- 異性の出入りは禁止
- 家族や友人の宿泊は禁止
- 外泊時は事前連絡が必要
- 来客予定があれば、シェアメイトに事前連絡をする
シェアハウスに住人以外の人が集まると、トラブルのリスクが高まります。
あらゆる問題が危惧されるため、外部者の宿泊を禁じているハウスが多いです。
来客はOKとしていても、あらかじめシェアメイトに連絡するのがマナー。
自分の家であるとともに他住人の家でもあることを忘れないようにしましょう。
私物や貴重品の管理のよくあるシェアハウスルール
- 貴重品は個室で管理
- 共有スペースに私物を放置しない
- 個室は施錠する
- 住人間でお金の貸し借りをしない
- 家賃は決められた日までに支払う
私物や貴重品は、管理を徹底するように決まりを設けているハウスがほとんどです。
自分の大切なものを守ることにもつながるので、しっかりと遵守していきたいですね。
また、住民とお金を貸し借りするのも厳禁です。
シェアハウスに限ったことではありませんが、お金が絡むと大きなトラブルに発展しかねません。
シェアメイトがお金に困っている様子でも、安易に貸さないように気をつけてください。
その他のよくあるシェアハウスルール
- 敷地内での喫煙は禁止
- ペット禁止
- ハウス内でビジネスや宗教の勧誘をするのは禁止
- 他住人の部屋に無断で入らない
- 他住人が写った写真を無断でSNSに投稿するのは禁止
リビングやキッチンといった特定のポイントだけでなく、シェアハウス全体で細かなルールを設けている場合もあります。
例えば、喫煙やペットについて。どちらも人によって好き嫌いが分かれ、しっかり管理しないと住環境を汚す恐れがあります。
快適な住まいを実現するのに向いていないので、禁止しているシェアハウスが多いです。
喫煙したい場合は敷地外で、ペットを飼いたい場合はペット可のシェアハウスを選ぶなどで解決しましょう。
また、ビジネスや宗教の勧誘にも要注意です。
いろんな人が集まるシェアハウスは、勧誘には絶好の場所。
ある程度仲良くなって警戒心が溶けてから勧誘話を持ってくる人もいるので、うっかり引っかからないように気をつけてくださいね。
最近は、SNSに関する規則を設けているところもあります。
私生活をSNSにあげるのは個人の自由ですが、共同生活をしている以上、一緒に住む人にもリスクがある行為です。
他の住人が写っている写真を勝手に投稿するとトラブルになる可能性があるので、注意しましょう。
ルールを守らなかったときはどうなる?
ルールを守らなかった場合は、もちろん注意されます。
住人からの注意で改善されればそこまでですが、改善がない、あるいは重大な違反だった場合は運営会社から指導が入ることも多いです。
もしも改善が見られないようであれば、強制退去を命じられることもあります。
契約解除の要項は、シェアハウスを契約する際に確認しておきましょう。
一般的に、強制退去を命じられた場合は数ヶ月の猶予期間が与えられます。
猶予期間はハウスによって様々で、1ヶ月しかない場合もあれば6ヶ月とゆとりがある場合も。
猶予期間を過ぎたらシェアハウスで暮らせないので、その間に次の住まいを探さなければなりません。
さらに、強制退会になるとシェアハウスのブラックリストに載る可能性もあります。
次のシェアハウス探しをスムーズに進められない恐れがあるので、今後の自分のためにも、注意を受けたらすぐに改善するのが吉です。
トラブル発生時の対処法
ルールがあっても、住人全員が100%守れるとは限りません。例えば、以下のような事例があります。
- 夜遅くまでリビングで盛り上がっていて、うるさくて眠れなかった
- エアコンを消し忘れる人がいたせいで、住人全員が増えた光熱費分を割り勘で支払うことに…
- 何の連絡もなく恋人を連れてくる人がいて困る
一緒に住んでいる人とはできるだけ良好な関係を築きたいもの。
ルール違反を注意したくても、気まずい雰囲気になるのは困りますよね。
そんなときは、他の住人に相談してみましょう。
ルール違反者と1対1で話をするとケンカになる恐れがありますが、複数人での注意なら聞きやすいかもしれません。
住人全員で会議を開き、その場で注意喚起するのもいいでしょう。
それでも解決が難しい場合は、運営会社に連絡してください。
運営会社は、一緒に生活している住人ではないので、第三者の目線で平等に話を聞き、解決へと導いてくれるはずです。
しかし、親身になってトラブルに対応してくれる運営会社ばかりとは限りません。
もしかすると、まともに話を聞いてくれなかったり、「住人間でなんとかしてください」と一蹴される可能性も…。
どうしても困ったときには、警察に相談するのも手段のひとつです。
近隣トラブルの相談を受け付けている窓口に電話すれば、話を聞いてくれるはずですよ。
ただし、場合によっては大事になってしまう恐れがあるので、警察への相談は最終手段にしましょう。
まとめ:ハウスルールを守って楽しい共同生活にしよう
どのシェアハウスにも、ある程度の共同生活をする上でのルールがあります。
シェアメイトたちと楽しい生活を送れるように、ルールは必ず守りましょう。
自分らしく暮らすためには、シェアハウス探しの段階でルール確認をしておくことが大切です。
いくつかのハウスルールを比較すれば、自分に向いている環境も見えてきますよ。
比較は、全国のシェアハウス情報を掲載しているポータルサイト「sharesul(シェアスル)」におまかせ!
気になるところをどんどんピックアップし問い合わせれば、ハウスルールの比較も簡単です。
楽しいシェアハウス生活を目指して、自分に合ったルールの物件を見つけていきましょう。
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この記事の執筆者
シェアスル運営事務局
シェアスル(Sharesul)では、全国のシェアハウス情報をお伝えする物件情報サイトです。シェアハウスは、通常の賃貸とは異なり、人との繋がりにも価値があります。そのため、物件情報のみならず、シェアハウス内のイベント・行事・雰囲気・入居者情報までお伝えし、シェアハウスの魅力を最大限お伝えしております。
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