シングルマザーがシェアハウスを選ぶメリットとは?物件選びの6つのポイントを紹介
コラム
さまざまな人が利用しているシェアハウス。いろんな背景を持つ人が入居しています。
中には、子どもがいるシングルマザーでシェアハウスを選んでいる人もいます。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶメリットはたくさんあります。しかし、逆にデメリットに感じることも。シェアハウスを考えているシングルマザーは、このデメリットの部分もしっかり理解することが大切です。
この記事では、シングルマザーがシェアハウスを選ぶメリットとデメリット、物件を選ぶ際のポイントなどを紹介します。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶメリットとは?
「子どもがいるのにシェアハウスを選ぶ理由がわからない」という人も多いでしょう。実は、シングルマザーにとってシェアハウスを選ぶというのはメリットが盛りだくさんです。
中には、子育てをする上で大変ありがたいメリットも。ここでは、その中から4つのポイントを紹介します。
1.シェアハウスなら部屋を借りやすい
残念ながら、シングルマザーということを理由に賃貸の契約を断るオーナーは多いです。
- 「子どもがうるさい」
- 「シングルマザーだからお金に困ってそう」
など考え、契約してくれないオーナーは一定数います。そのため、シングルマザーは住む場所を見つけるのに苦労することも。一方、シェアハウスは比較的審査が緩いところが多く、シングルマザーでも部屋を借りやすくなります。
シェアハウスにはさまざまな背景を抱えた人が多いからこそ、シングルマザー程度なら気にしないオーナーが多いのです。
家賃を抑えられる
複数人で物件を共有することで家賃を抑えられるシェアハウス。生活する上で不便を感じるかもしれませんが、家賃が抑えられるのはシングルマザーにとっては大変魅力的に感じられるでしょう。
シングルマザーは、女手一つで子どもを育てなければなりません。家賃を削れるシェアハウスを選ぶことで、子育てにかけるお金を増やすことが可能に。
場所にもよりますが、賃貸の相場の半額程度で住めるシェアハウスもあるくらいです。
子どもに友達ができる
選んだシェアハウスに、同じようなシングルマザーがいるのなら、子ども同士が友達になれることも。同じ家に友達ができることで、友達を超えて兄弟のような関係になることもあるでしょう。
「一人っ子で子どもに寂しい思いをさせている」というシングルマザーにこそ、シェアハウスを選んでほしいと思います。
子育ての手助けをしてもらえる
一つの家に多くの大人が集まるからこそ、子育ての手助けをしてもらえることもあります。自分が忙しいときでも、シェアハウスの住人に子どもの面倒を見てもらえることも可能に。
子育てをする上で、大人の手というのはどれだけあってもありがたいものです。子どもの面倒を見てもらえることで仕事をしやすくなりますし、ある程度自由度も高くなります。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶ3つのデメリット
シングルマザーがシェアハウスに住む際は、メリットだけではなくデメリットに感じることもあります。
このデメリットを知らずに契約してしまうと、不便な生活を強いられることに。また、場合によっては、自分だけではなく子どもにもストレスを抱えさせる生活になってしまいます。
ここでは、そんなシングルマザーがシェアハウスに住む3つのデメリットを紹介します。
騒音トラブル
さまざまな人が生活するシェアハウス。だからこそ問題になるのが騒音トラブルです。
部屋で大きな音で音楽を聴く人もいれば、シェアハウスの住人同士で大きな声でお喋りをする人たちもいるでしょう。
騒音については、賃貸物件だと隣や上の階の住人を気にすればいい程度ですが、シェアハウスはそうはいきません。他の住人の騒音が気になる人は、シェアハウスを選んでしまうと苦労することが増えてしまいます。
プライベートな空間を持てない
自分の部屋以外は共有スペースであるシェアハウス。だからこそ、プライベートな空間を持ちづらくなります。自室以外はどこへ行っても誰かいるという生活になり、これに嫌気を感じてしまう人も。
料理をするときも他の住人を気にしなければなりませんし、トイレすら落ち着いてできないこともあります。
子どもの教育に悪影響を及ぼすことも
子どもがいるからこそ、自分だけではなくその子どもにも悪影響が及ぶこともあります。
他の住人の騒音が気になって自宅学習が進まなかったり、キッチンを使える時間も限られるので外食中心になったりと、さまざまな部分で影響が出てしまいます。
他の子と違い、のびのびと生活できないからこそ、人格形成の部分に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶ際の6つのポイントを紹介
シングルマザーという特性上、どんなシェアハウスでもいいわけではありません。選び方を間違えてしまうと、上記で紹介したように子どもに悪影響を及ぼすこともあります。
では、シングルマザーはどのようなポイントを意識してシェアハウス選びをすればいいのでしょうか?ここでは、是非参考にしてほしい6つのポイントを紹介します。
子どもの受け入れ体制について
最も大事になるのが、そのシェアハウスの子どもの受け入れ体制です。子どもの受け入れ体制が整っているシェアハウスがあれば、そうではないところもあります。
受け入れ体制が整っているシェアハウスなら、快適な生活をさせられますし子どもについては寛容に見てくれることも。
単身でシェアハウスに住むのなら、自分のことだけを考えれば問題ありません。しかし、子どもがいるのなら子どもを第一に考えることが大切になります。
立地
シェアハウスがある場所によっては、子どもが転校しなければならないこともあります。親しい友達がいたとしても離れ離れになり、辛い経験をさせてしまいます。親の都合で子どもに辛い思いをさせるというのは避けたいところです。
また、立地次第で職場との距離が離れてしまい通勤を負担に感じることも。物件選びをする際は、子どもの学校と自分の職場から離れていないシェアハウスを選ぶことが大切です。
家賃
お金の部分で苦労することが多いシングルマザー。だからこそ、家賃にはこだわりたいところです。
比較的家賃が抑えられている物件が多いシェアハウスですが、場合によっては「賃貸のほうが安い」ということも。駅から遠いなど、利便性が悪い物件は家賃が低くなる傾向に。家賃と利便性を天秤にかけて、どちらを選ぶか決めるのもいいでしょう。
入居者
シェアハウスで快適に暮らしたいのなら、他の入居者のチェックも欠かさず行いましょう。入居者次第では、ストレスを抱えた生活になってしまうことも。
特に、子どものことを考えるのなら、他の入居者のチェックは大変重要になります。
- 同じようなシングルマザーがいる
- 子どもに寛容な年配の人が多い
- 女性が多い
このようなシェアハウスは、子どもにとっていい環境だといえます。子育ての手助けを受けられることもあるので、上記のような住人がいるシェアハウスを選びたいところです。
室内設備
シェアハウスを選ぶ際は、室内設備の確認も忘れずに行いましょう。この室内設備についても、快適に暮らせるかどうかを大きく左右するものになります。特にチェックしたいのが共有スペースです。
- キッチン
- トイレ
- お風呂
などの設備によっては、ストレスを溜めながらの生活になってしまうことも。
キッチンが広いと料理を作りやすくなります。トイレとお風呂については、2つ以上あるシェアハウスを選ぶことができれば、他の住民に迷惑をかけることもなくなります。
上記で紹介した3つの共用スペースについては、細かくチェックしてくださいね。
セキュリティ
子どもを守るために大切になるのがセキュリティです。外からのセキュリティはもちろん、自室のセキュリティにもこだわらなければなりません。
可能性としてはごくわずかですが、シェアハウス内によからぬことを考える人がいる可能性もあります。玄関のセキュリティだけを意識していては、このような相手から子どもを守れません。
玄関はオートロックで自室にも鍵をかけられるタイプなら、安心して生活できるでしょう。
おすすめはシングルマザー専用のシェアハウスを選ぶこと
全ての人が子どもに寛容なわけではありません。
中には、「子どもが苦手」という人もいるでしょう。シェアハウスの住民の中にも、このように考える人がいるかもしれません。
子どもに寛容な人が多いシェアハウスを選びたいのなら、おすすめはシングルマザー専用の物件です。シングルマザーしか入居できないからこそ、子どもへの理解力がある人が多くなります。
ここでは、シングルマザー専用のシェアハウスの魅力について紹介します。
子どもに友達ができる
周りにも同じような子どもがいるからこそ、ここで子どもの友達を作ることができます。家に友達がいるというのは、どこか兄弟のような関係になれるもの。年齢が近くて学区が同じなら、四六時中一緒にいられるでしょう。
先ほど紹介したように、一人っ子で子どもに寂しい思いをさせている人にとっては、これ以上ありがたい環境はないといえます。
シングルマザーだからわかる悩みの共有もできる
シングルマザーは悩みが尽きません。
- 子どものこと
- 経済的なこと
- 再婚について
- 精神的な負担
など、多くのことに悩みながら生活することになります。周りにシングルマザーがいるからこそ、この悩みの共有も可能に。シングルマザーだからこそわかるアドバイスをもらえることもあるでしょう。
同じ立場の人たちと情報を共有するというのは、人生において大変重要なことです。「自分だけではない」という気持ちになることで、精神的な落ち着きも手に入れられます。
シングルマザーがシェアハウスに住む際のよくある質問
シングルマザーで、シェアハウスの入居を考えている人のために、ここではよくある質問に回答していきます。大変重要なポイントでもあるので、是非チェックしてほしいと思います。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶ際に最も大切なことはなんですか?
シングルマザーがシェアハウスを選ぶ際に最も大事になるのが子どもについてです。
- 子どもが快適に暮らせるか?
- 転校をしなくていい場所にあるか?
- 他の住人は子どもに寛容か?
などを考えることで、子どもに負担をかけずに生活ができるようになります。親についてはある程度我慢をすればいいですが、子どもはそうはいきません。
特にまだ小さい子どもは、育つ場所によって人格形成に大きな影響を及ぼします。自分ではなく子どものことを第一に考えてシェアハウス選びをする必要があります。
シングルマザーはシェアハウスの入居審査でどのような部分を見られますか?
入居審査で見られる項目は、そのシェアハウスによって異なります。
- 収入
- 貯金額
- 職業
- 保証人の有無
など、一般的な賃貸物件と同じような審査項目を設けているところもあれば、シェアハウスだからこそ、「ルールを守れるか?」という人物像の部分をチェックするところもあります。
子どもの年齢によっては入居できないシェアハウスもあるので、「子どもの年齢の制限があるか?」という部分の確認も忘れずに行いましょう。
仕事をしていないシングルマザーでもシェアハウスに入居できますか?
基本的に仕事をしていたほうが家を借りやすくなるのは間違いありません。
しかし、シェアハウスは普通の賃貸物件と違い、入居審査はやや緩めです。ただ、「これから先も無職を続ける」というのでは入居審査に影響が及んでしまうでしょう。
シェアハウスの運営会社の中には、仕事の斡旋をしているところもあります。このような場所なら、現時点で仕事をしていなくてもその斡旋を受ける意思があれば入居できる可能性が高くなります。
子どものことを第一に考えてシェアハウス選びをしよう
この記事で紹介した通り、シングルマザーがシェアハウスに住むのなら子どものことを第一に考える必要があります。「子どもにストレスがかからないか?」「子どもが快適な生活を送れるか?」という部分を考えることで、負担を抑えた生活ができるように。
また、施設や住んでいる住人によっても快適な暮らしができないこともあります。そういった意味では、普通の賃貸物件を選ぶときよりも慎重に選ぶ必要があります。
シングルマザーがシェアハウスを選ぶときは、時間をかけてじっくり物件をチェックすることが大切です。内見はもちろん、「どんな住人が住んでいるのか?」という部分のチェックも忘れずに行いましょうね。
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